●周囲への気配りを第一に 「祖父の代から、この土地でカーネーションを育てているんですよ。このあたりじゃ、わりと古い農家じゃないかな」と冨田さん。かつて見晴らしのよかったこの地も時代とともに宅地化が進み、気づけば民家でいっぱいになっていました。 だから、近隣への配慮は欠かせません。例えば、夏は朝方の涼しい時間帯に作業したいところですが、農機具を動かす音が響いてしまうので、暑さが増す昼間に作業をするそうです。 さらに気を遣うのが農薬。家の中に入ったり洗濯物に付着しないよう、風向きを考えてシートを張り巡らし、少しずつ散布する配慮まで。 しかし、その苦労は思わぬ効果をもたらしました。「外国産に比べると農薬の量が少ないはずです。自然に減ってきたんです」。 花は食べるものではないので農薬について気にする方は少ないかもしれません。でも、生けたり水を替えたりと手に触れる機会が多いもの。農薬使用量が少ないと聞くと、なんだか安心しますね。
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