バックナンバー
08月●三浦啓示
07月●宮本泰之
06月●岡村幹男
05月●弘中貴治
04月●冨田修二
03月●西村智文
02月●岩本元
01月●向谷一
 
◆2009年◆
12月●村岡義則
11月●中司武敏
10月●斉藤義明
09月●金廣真治
08月●清重一男
07月●平田良美
06月●西野徹昭
05月●長谷川仁広
04月●林忠司
03月●大岩康久
02月●益永茂明
01月●野村英史
 
◆2008年◆
12月●松崎孝司
11月●国重勝義
10月●藤野協
09月●植田春雪
08月●粟美知子
07月●上田宏城
06月●柳俊則
05月●JAとくぢレザーファン部会
04月●船越義彦・律子
03月●田中美守・純
02月●隅野克己
01月●山崎順之
 
◆2007年◆
12月●半田豊作・敏枝
11月●木村稔
10月●原田稔裕
09月●アリアローズプランニング
08月●マムマムすさ
07月●藤井伸昌
06月●藤岡宏和
05月●鬼久保修一
04月●大内農園
03月●弘中農園
02月●クマ・オーキッド・ガーデン
01月●林農園
 
◆2006年◆
12月●柳井ダイヤモンドローズ
11月●長山農園
09月●鬼崎農園
08月●仁保の菊
07月●藤村農園
06月●中村花園
05月●藤岡農園
04月●星井農場
03月●防府花きフロンティア
02月●サトウ蘭ファーム
01月●かねなか農園
 
◆2005年◆
12月●西村バラ園
11月●山本農園
10月●増丸園芸

やまぐち花産地
 豊かな自然にはぐくまれた山口の花の産地と花職人をご紹介します。


地図

【場所】周南市須々万
【面積】約40アール
【作目】シンビジウム
【年間出荷量】約5,000鉢

  周南市の北部、山間地域に位置する須々万地区。この地で「徳山洋らん」を営む、向谷一さんにお話を伺いました。

 ●県内唯一のシンビジウム農家
 シクラメンやコチョウランと同じく冬を代表する花、シンビジウム。贈答用としてもおなじみですが、近年では「プリンセスマサコ」「愛子さま」など皇族の方々をイメージした品種が登場し、話題になりました。
 実は山口県内でシンビジウムを生産しているのは、向谷さんただ一人なのです。

 ●見た目には分からない繊細さ
 勤めていた会社を早期退職し、シンビジウム農家としてスタートしたのは55歳のとき。種苗会社の方の指導を受けたり、県外の農家さんの元を訪ねるなどひたすら勉強し、県内外でも高い評価を受けるようになりました。
 シンビジウムは見た目の豪華さとは裏腹に、ちょっとした気温差が成長に影響してしまうので温度管理には何よりも気を遣います。さらに開花までに3年もかかるため、生産にはとにかく気配り、根気が必要です。時には病気にかかったり、価格の下落や燃料代の高騰に悩まされたり…様々な苦労を乗り越え、気付けば20年以上経っていました。
 そんな今、向谷さんはある決意を固めました。
 ●揺るがない決意
 「2年後には全てのシンビジウムが出荷される。全て見届けたら引退するよ」。
 向谷さんが生産を止めてしまう…それは山口県産のシンビジウムが無くなってしまうこと。周囲からは惜しむ声が聞こえてきますが、自分で決めたことは決して曲げない性格ですから、後悔はありません。むしろ、引退後の生活を今から楽しみにしているのです。

 ●新たに見つけた、第3の人生
 「面白いものを見せてあげよう」と案内されたハウスは、植物やフラスコでいっぱい。まるで実験室のよう。実は向谷さん、趣味でランの新種開発や栽培について研究し「コチョウランとフウランの栽培方法」の特許を取得しているのです。
 その内容は底に穴の開いたポリポット(塩化ビニール製の鉢)に苗だけを入れて育てるというもの。土などに植えて育てる方法が一般的ですが、上手に管理しないとすぐに腐ってしまいます。しかし、向谷さんが編み出した方法を使えば、腐る心配もなく元気に成長するのです。
 「この栽培方法をたくさんの人に知ってもらいたい。引退したら毎日研究しますよ!」。
 「徳山洋らん」のシンビジウムが全てお客様のもとへ届く頃、今度は研究者として新たな人生をスタートさせます。


山口県花き振興協議会 事務局
〒742-0033 山口県柳井市新庄500-1 山口県花き振興センター内
TEL 0820-24-1801 FAX 0820-22-2822

トップページへ