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◆2005年◆
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11月●山本農園
10月●増丸園芸

やまぐち花産地
 豊かな自然にはぐくまれた山口の花の産地と花職人をご紹介します。


地図

【場所】宇部市二俣瀬区善和
【面積】約1300坪
【作目】バラ約25品種
【年間出荷量】バラ520,000本

 「それは花を愛しているからだ!」と、花を片手に台詞をキメるご当地ヒーロー「フラワー戦士ハナセイバー」をご存じですか?
 さらにもう一つ、父の日に合わせてバラの花束を県知事に贈呈したドレス姿の美女「やまぐちローズクイーン」の話題はいかがでしょう?
 今回は、宇部市善和ののどかな里山で美しいバラを育てつつ、花の消費拡大に向けた取り組みを次々と展開する仕掛け人、平田良美さんを訪ねました。

 ●バラと向き合う毎日
 GパンにTシャツのカジュアルないでたちで現れた平田さんは、バラ農家の2代目。大学卒業後すぐに家業を継ぎ、栽培歴は今年で21年になります。バラはハウス栽培で1年中出荷ができる半面、害虫がつきやすく病気にかかりやすいため、まめな温度調整、湿度管理が求められます。また近年は、市場のニーズから多品種少量生産の傾向が強くなっており、いろいろな品種を少しずつ栽培する分、従来よりも手間と労力がかかるとのこと。さらに、最適な蕾の状態で出荷するには毎日切り取り作業をしなければならず、丸一日花につきっきりなのだそうです。
 ●逆境の中でプラスの発想
 美しく華やかなバラの陰にある苦労は、それだけではありませんでした。このところの原油高で温室の暖房費や資材代が軒並み高騰。経費がかさむ一方で生花需要は低迷し続け、バラ農家に限らず花農家の現状は厳しさを増しています。
  お話を聞けば聞くほど農家の大変さを感じ、少々しんみり…。ですが、平田さんの本領が発揮されるのはここからでした!学生時代演劇部だったという平田さんは何と、「下関花卉農協青年部」の部長を務めていた2005年に花の消費宣伝を目的に仲間と自主ビデオ映画を制作し、仕事の合間を縫って県内各地で上映していたというんです。
 「せっかくいい花を育てても、消費が伸びなきゃ意味がないですから。県内の花をもっとたくさんの方に買っていただけるように、生産者側も何かしないと!」

 ●何でも楽しまなきゃ!
 その作品こそが、花を絶やそうとする悪の集団から地球を守る正義のヒーロー「フラワー戦士ハナセイバー」。2007年までの3年間に3部作を完成させ、インターネット上でも公開。イベントに出向くたびにマスコミにも取り上げられ、ご当地ヒーローとして一躍人気者となりました。そして今年、2009年は、アメリカの歴史ある祭り、ローズパレードの中で行われるローズクイーンコンテストにヒントを得て、会長を務める山口県ばら切り花協会の企画として「やまぐちローズクイーン」を発表。やまぐちフラワーランドでのお披露目式や知事への表敬訪問など、バラの消費を呼びかけるキャンペーン活動に奔走されています。
 「バラを育てるよりもPR活動の方が本気なんだから。どっちが仕事なんだか(笑)」という奥さんの突っ込みに平田さんは「どっちもあるからやってられるの。何でも楽しまないと、続かないでしょ」とにっこり。

 ●暮らしにも、心にも、花を
 そんな平田さんのお気に入りは、ピンクのバラ。色の反応がデリケートなピンク色の品種は、季節の移り変わりとともに微妙に変化していく花色がたまらないのだとか。
 自他ともに認める「お笑い系」の平田さん、個性的なキャラクターとは裏腹に、実はとっても繊細な方なんですね。ご自宅にはバラのアレンジメントがあちらこちらに飾られ、甘い香りを放っていました。
 「毎日食材を買って帰って料理するように、花を買って家で生けてみたら?時には外食を楽しむように、たまには花屋さんで自分へのプレゼントを作ってもらったら?たとえ1輪でも花がある暮らしは、心に潤いを与えてくれますよ」と平田さん。

 たくさんの人に花を届けたいという思い、あふれんばかりのユーモアとみんなの笑顔…。栄養たっぷりに育った平田さんの分身(バラ)に触れれば、皆さんの心もきっと元気になりますよ!

フラワー戦士ハナセイバーのホームページへ
やまぐちローズクイーンのホームページへ

山口県花き振興協議会 事務局
〒742-0033 山口県柳井市新庄500-1 山口県花き振興センター内
TEL 0820-24-1801 FAX 0820-22-2822

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