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05月●藤岡農園
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03月●防府花きフロンティア
02月●サトウ蘭ファーム
01月●かねなか農園
 
◆2005年◆
12月●西村バラ園
11月●山本農園
10月●増丸園芸

やまぐち花産地
 豊かな自然にはぐくまれた山口の花の産地と花職人をご紹介します。


地図

【場所】下関市福江
【面積】約500坪
【作目】ガーベラ約30品種
【年間出荷量】ガーベラ500,000本

  響灘の美しい海岸を背にたたずむ数棟のハウス。グリーンのアーチが架けられたお茶目な1棟をくぐると、真っ赤な麦わら帽をかぶった西野さんの奥様が「いらっしゃい」と迎えてくれました。帽子のせいでしょうか。満面の笑みを浮かべた奥様のお顔が、色鮮やかなガーベラと重なってしまうのは。

 今回は、温暖な気候と潮風に恵まれた福江で30年、ガーベラ一筋に花を育てる西野さんご夫妻のもとを訪ね、お話をうかがいました。


 ●オランダへの憧れを下関で
 
奥様と二人三脚でガーベラ栽培に取り組んできた西野さんは、視察で訪れた先進地・オランダの大規模農園への憧れを胸に、20年ほど前から土を使わないベンチ栽培に乗り出しました。それは当時、県内のガーベラ農家では初めての試み。成功モデルがない中で、栽培が安定するまでの約10年間は、苦労と葛藤の連続だったそうです。「ヨーロッパの素晴らしい栽培技術、環境をいかに地元で実現するか。それをただただ、追求してきました」
 ●「農業」は「脳」を使う職業
 
西野さんのガーベラ栽培には、知恵とアイデアがぎっしりと詰まっています。土地の気候を最大限に生かした手作りの施設、使いやすく改良された道具や機械、水の成分によって肥料の配合バランスを変えたり、害虫を防ぐために酢や焼酎を使ったりと、説明を聞くたびに思わず「へぇ〜」を連発してしまいます。そんな西野さんの噂を聞きつけ、全国各地の栽培農家も視察に来られるようですが、「完璧だったと言える年は一度もないですよ。植え替えは年に1回だから、まだ30回しかやっとらんし(笑)。ほんと頭を使うよね。これでもう満足!といつか言ってみたい」と西野さん。

 ●常に目配り、気配り
 
水が足りなければ元気がないし、手を抜けば病気にかかる。植物はとにかく正直な生き物だとおっしゃいます。西野さんは常にガーベラを気にかけ、わずかな変化も見逃しません。「育てることに喜びがあるの。できることなら花は摘みたくないんだけどね」と苦笑う西野さんの姿に、ガーベラに対する愛情を感じずにはいられません。「同じ材料で同じように育てても、育てる人によって花は変わるのよ」という奥様の言葉が印象的でした。

 ●ガーベラが運んでくれたもの
 西野さん夫妻にガーベラの魅力を尋ねると、ちょっと予想外な言葉が返ってきました。それは「人とのつながり」。南は九州から北は北海道まで、全国に点在するガーベラ農家と情報を交わし、互いに技術を補い、高め合いながらガーベラを育ててきた西野さん。年に一度はそんな仲間たちを訪ね歩く夫婦旅行を楽しんでいます。「花がたくさんの出会いを運んできて、いろんな所にも連れて行ってくれる。実はそれが一番の楽しみなんですよ」
 年間を通じて花束にアレンジメントにと大活躍のガーベラ。たくさんの縁とともに育まれるこの花には、きっと目に見えないたくさんの赤い糸が隠されているに違いありません。


山口県花き振興協議会 事務局
〒742-8787 山口県柳井市新庄500-1 山口県花き振興センター内
TEL 0820-24-1801 FAX 0820-22-2822

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